びまん性脱毛症という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。びまん性脱毛症は髪のボリュームがなくなったり、地肌が目立つ、髪が細くなってコシがなくなってきたなどの症状が現れたら疑ってみても良いでしょう。この脱毛症はFAGAと呼ばれることもある女性男性型脱毛症つまりFemaleAGAと言え、少しずつ進行していくので見た目でわかるようになるまでは非常に長い時間を要しますので、実際に症状が目に見えるようになってから気づくことが多いです。
加齢によって女性ホルモンのホルモンバランスが崩れてくる更年期になる頃に出始め、抜け毛が増えたり、髪のツヤがなくなったりし、閉経後にはもっと目立ってくるびまん性脱毛症の原因とされているのは加齢の他にもストレスや出産、ピルの服用、ダイエットや食生活の乱れ、過度にしてしまっているヘアケアなどがあげられ、加齢によって女性ホルモンのエストロゲンは少しずつ減少していき、AGAの原因となる男性ホルモンのテストステロンが優位に立ってきてしまうことでDHTへと変化し、脱毛が多くなっていきます。これを予防したり改善したりしたいのであればイソフラボンなどの女性ホルモンなどを積極的に摂取するのがオススメで、過度のダイエットはしないでおくことやストレスをうまく逃がしてあげること、そして髪をいじめないことも大切だといえるのですが、これは例えばシャンプーを1日に何度もしたり、染髪をしょっちゅうしたりすることなどのことです。髪を洗い過ぎてしまうと必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮が乾燥した状態になってしまうので髪を育てるベッドとしては良い状態だと言えなくなってしまうので、丈夫な髪を育てるためには不要な汚れや皮脂はしっかり落としながらもきちんと保湿されている状態の頭皮が必要なのです。
また育毛剤を使うのであれば女性用のミノキシジル配合のものを使うのが良いといわれており、女性用の場合、男性ほど高濃度なミノキシジルは必要ではないので男性用に比べると薄めに作られています。女性には1%から2%程度のミノキシジル濃度で十分効果を得ることができるということがわかっていますし、びまん性脱毛症は原因さえつかめれば改善することがほとんどできるものなので、できればクリニックに行って自分の薄毛の原因をしっかりと調べてもらうのが良いでしょう。また女性のびらん性脱毛症で大きな成果をあげているのがハーグ療法で圧倒的な発毛率を誇っており、ハーグ療法とは毛髪再生医療の一つで、脂肪幹細胞から抽出した成長因子のAAPEやビタミン、アミノ酸などを配合したHARGカクテルを頭皮に直接注入することで毛周期のサイクル正常化し、発毛を促すという方法です。注入する方法として注射、レーザー、医療用ローラーなどを使うものがあり、そのクリニックによって違います。個人差はあるものの、効果が目に見えてわかるまでには最短でも3か月、一般的には半年から8か月ほどかかりますがダウンタイムもほとんど必要なく、洗髪は当日はできませんが翌日にはできるようになります。ただし費用は100%自費になりますので、そこは承知しておかなくてはいけないですし、保険適用できず、クリニックによって設定金額が違いますので前もって確認しておかなくてはいけませんが、一般的には頭部全体に施術を施す場合は1回につき10万円ほど必要で、何度か継続して施術を受ける必要がありますので最終的には数十万円の費用が必要となることがあります。ただしモニター募集をしているクリニックもありますので、そういうところに応募して費用節約をするという方法もあります。